クラリス、インスピ for Win

Mac な方にはお馴染みのクラリスワークス、インスピレーションですが、これが Windows 版では若干困った動作をします。

やはり Mac なソフトは Mac で使うんが王道ですかねぇ…。でも、こりゃーやっぱ移植段階の手抜きだよなぁ〜(^^;

対象としているバージョンはクラリスワークス 4.0v2、インスピレーション ver.5.0/6.0 です。

インスピが v6 になりました! ちょっと触れています。

Contents

  • クラリスワークスの困ったところ
    • 印刷周り
    • 書類のダブルクリックによる起動
    • テキストを貼り付けるとなぜか字が変わる
    • 基本的に不安定(^^;
  • インスピレーションの困ったところ
    • 印刷周り
    • クリップボード周り
    • バージョン 6 が出た
  • でもやっぱ好き

クラリスワークスの困ったところ

印刷周り

クラリスワークス、インスピレーションの印刷機能は Windows では困った動作をします。

クラリスは 11 ポイントで印刷すると右端が切れてしまうというめちゃくちゃなことになってます。全部は試してませんが、10 ポイントでは正常に印刷できるので、通常のメニューに出てくる設定以外のサイズでは正しく印刷できないんじゃないでしょうか? こんなんアリ?

インスピレーションも印刷段階で文字の大きさが画面の見た目とずいぶん変わって、オブジェクトないの全部の文字を印刷できなかったりします。どーゆーことなのかな?

あまり細かくチェックしてないのですが、プロポーショナルフォントが苦手なように見えますね。同じ TrueType でも Windows と Macintosh で細かい違いがあるようで、その辺が影響しているのかもしれません。この辺は Windows の TrueType に関する設計が悪いんじゃないかとか、思ってしまいますが(^^;

書類のダブルクリックによる起動

これはまったく理解できない設計です。

すでに開いているファイルを間違ってダブルクリックして開くと、「ファイルが壊れている」とエラーを出します。これは怖いのでやめてほしい(^^; 実際には壊れていないからいいようなものの、本当に壊れるかもしれないという危機感を覚えます。

また、この方法でいくつものファイルを開いていると、開いたはずのファイルと実際に開いているファイルがかみ合わなくなってきます。どーなってんの?

テキストを貼り付けるとなぜか字が変わる

これもなんなのか全然理解できません。

テキストエディタからコピー&ペーストで文字を貼りこむと、「授業」=>「樹業」などのように特定の文字が化ける、というか変わってしまいます。なぜかは分かりません。長文をクラリスで最初から書く人はあまりいないでしょうから、貼り込みの際には気をつける必要があります。

根本的に不安定(^^;

Microsoft 製品のように重い上にシステムごと落ちたりしないのがせめてもの救いですが(^^;、もう少し細かい bug fix をちゃんとしてほしかったですよねぇ〜。Apple は OS のアップデートや自分たちで作ったものは割ときちんとフォローしてるのに、Mac では非常に重要なポジションを占めているはずの買収したクラリス製品をまともにフォローしないのはいただけない。Microsoft と同じようなことをやっちゃいけない。

インスピレーションの困ったところ

印刷周り

クラリスワークスに似た現象が起きます。終わりの方の文字が切れたり切れなかったり。フォントサイズによって得手不得手があるように見えるのも同じ。どーなってんのかな、ほんとに。

また、PDF への出力も苦手で、PDF Writer で書き出すと全体や 2/3 くらいにグレーの背景ができ、使いものになりません。Distiller で出すとなんとかきれいに出るのですが、全体に線が太くなり、美しさに欠けます。

そんな状況も version 6 ではかなり改善されました。PDF Writer でお気楽出力すれば十分に使いものになります(^^)v

クリップボード周り

なんでか分からないけど、オブジェクトを選択してクリップボードにコピーしても、他のアプリにペーストすることができないことがよくあります。比較的安定しているのは インスピ→PhotoShop 間ですね。それでも失敗するときは結構失敗しますけど。

いちばん確実なのはファイルに書き出して、それを読みこむこと。二度手間です。なんでしょうね、これ。

また、クリップボード経由でドローソフトに書き出したときも細かい調整のためにグループ化を解くととんでもないことになったりします。結局、美しく仕上げようと思ったらインスピのラフスケッチをもとにドローソフトで描き直す、という方法がいちばん確実なような気もしています。あるいは直さずにインスピをドローとして使ってしまう。これが作業の早さとしてはいちばん早いでしょう。

バージョン 6 が出た

v6 では先に触れたように PDF への出力がよくなり、これでインスピ単体で簡単な説明の図を描いてネットで配布できるようになりました。

また、シンボルライブラリがものすごく増え、全体的にカラー化しました。しかも GIF アニメにも対応してます。確かにカラープリンタはもはや常識というくらいに普及していますが、印刷屋さんが絡む場合はまだ基本的にモノクロです。その辺を考えると、従来からあったシンボルもどんどんカラーになってしまっているのは、少し使いにくい部分もありますね。絵が妙にリアルだと、説明用の概念図には使いにくいし。あと、ライブラリが増えた分、起動に掛かる時間は長くなりました。この辺、気になる人はテンプレートとかライブラリとかのフォルダの中身を減らせばいいんでしょうね。使わないやつを消す。

あと、シンボルをモノクロとかもっと少ない色にするには、面倒だけど、一つ一つのシンボルを PhotoShop とかで減色しないといけないみたいです。ま、実際にそんなことする人はいないでしょうけど(^^;

でもやっぱ好き

ま、なんだかんだゆってこれだけ文句が出てくるのは使い倒している証拠でもあります。また、恐らく特記事項がマニュアルにはあるのかもしれません。でも読んでないもので(^^; 逆に言えば読まずに使える辺りがいちばん好きなところでもあります。

大型で本格的なソフトにはないお手軽さ、これが実に「道具」的でいいんですね。Perl ではなく、gred + sed + awk + バッチ(shell script) のような、ソムリエナイフのような、大げさでなく、あったら実に便利で手放せなくなる環境なんですね。